可愛いAI絵を作ってみた件【Stable Diffusion】
AIを使ってイラストを制作
AIを使ったイラストを試しに作ってみようと思い、実際にやってみましたのでその履歴となります。
外部のWebサービスを使っても出来ますが、簡易的にしかできないのと、課金が必要なのと、ムフフなのは無理なので、自分のPCに環境を構築して制作します。
そして、試行錯誤して、できたものが…
こんな感じです。
なかなか良い感じで出来たと思います。(※背景はお借りしています)
ムフフなのはアップしません(汗)
ムフフなのは、こちらのCi-enでもろもろアップしていくかもしれないので、よければチェック頂けると(汗)
AIを使った作品について
さて、まず前提ですが、AI絵の販売や、AI絵を使ったゲームなどの販売は止めた方が無難です。
以前と違って、まったく売れていないようです。
DLSiteでは販売フロアが分れてしまい、他のジャンルと棲み分けされてしまいました。
しかもクーポンやキャンペーンも対象外となっています。
他のサイトについても、AIの利用について規約でガチガチになっています。
ということで、そもそもAIは嫌われています。
メインではなく『一部利用』に留めておくのが良いでしょう。
用意するPCはM1以降のMacBook
一部利用や、ちょっと試して使う、またはオリジナル小説(KDP)の表紙などで使う、とかの利用が多いかもしれません。
ということで、ちょっとムフフなのを作ってみたいので、試してみましょう!
……
自分が使うAIソースは「Stable Diffusion」です。Gitに上がっているのでインストールも簡単。
ブラウザ操作、ローカル環境でも動く「Stable Diffusion web UI:AUTOMATIC1111」を利用します。
MacBook(M1)を利用します。M1以降なら利用可能です。
私はこちらを参考にインストールを完了させました。
Windowsはそれなりのスペックが必要で、また、インストール手順も結構面倒です。
この辺りを参考にすると良いかもしれません。
モデルの選択
インストールが完了したら、まずはこちらから利用するモデルを探しましょう。
モデル探しで大事なのはライセンスです。
右下にある地球儀みたいなものをクリックすると、上記のようにポップアップされます。
ここで、商用利用において大事なのは上の二つ。
- Use the model without crediting the creator(×の場合、画像公開時に作者名を載せる必要あり)
- Sell images they generate(×の場合、生成した画像の販売が不可)
三つ目の「Run on services that generate images for money」は二つ目と似ていますが、「画像生成サービス運営による収益」なので、通常販売とは異なる内容です。
DLしたモデルは「stable-diffusion-webui/models/Stable-diffusion」へ格納します。
利用に当たって
あとは、インストールフォルダにある「webui.sh」を実行します。
ブラウザが立ち上がり、ローカル環境に接続されます。
プロンプト(キーワード)を入力して画像を生成します。なお、PCの環境によっては出力に時間がかかります。
よく使う機能は下記となるはずです。
- txt2img … 上記の様にプロンプトから画像を生成する
- img2img … 画像をベースに新しく画像を生成する
いろいろ入力して、試してみてくださいね!
また、おすすめの拡張機能として、「ABG Remover」がありますので、これを「Extentionsタブ」から「install from URL」を選択し、インストールしておきましょう。
入力するURLは「https://github.com/KutsuyaYuki/ABG_extension」になります。
これは、png透過で出力してくれる拡張機能で、二度手間を省いてくれます。
最後に
という感じで、もろもろAI絵を出力して遊んでみました。
プロンプト(キーワード)をちゃんと入力しないと、イメージ通りに出力されません。
最初の「お、すげぇ!行けるじゃん!」と思ってから、「本当に完成」まで、かなり道のりが遠いので注意。
また、細かい部分が変だったり、ちょっとポーズが変だったり、少しだけ修正したい、などなど、実はかなり手間に感じると思うはずです。
なので、途中から「めんどくさい」と思うこともしばしば(汗)
それなりの結果を得るには、かなり時間がかかるかと思います。
また、AIの絵だけでは売れないので、もし商用でやりたい場合はいろいろ工夫が必要になるでしょうね。